兵庫県神崎群福崎町

2017年04月13日


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関西百名山
兵庫100山
近畿エリアの滝』  雨降りの後だったので充分な水量を期待したが、残念でした。
福崎町観光協会のサイトから
  標高683mの七種山(なぐさやま)は、流紋岩類からなり、山内にはつなぎ岩や笠岩等の奇岩が多く見られます。およそ1300年前に編纂された播磨国風土記に「奈具佐山」の名で掲載されている歴史ある山で、落差72mの雄滝をはじめとした七種48滝が見られることでも知られ、関西百名山やふるさと兵庫100山にも選ばれています。また、遠くから見ると槍の穂先ように尖った形をしている七種槍(なぐさやり)577mと、山頂にお薬師様が祀られている薬師峯(やくしみね)616mの3つの山は、総称して七種三山(なぐささんざん)と呼ばれています。 山内では、ヒカゲツツジやミツバツツジ(3〜4月)、椿(3〜4月)など、季節の花々を見ることができます。  お役立ちマップ
次は大雨の後で
2日前のまとまった雨の後、あくる日に来なかったのは水量が多過ぎて滝飛沫が凄いことになっているのではと心配したからで、その心配は無用だった様だ。
次は大雨の後、又は梅雨の後に来てみよう。でもその頃にはヒルの心配もある。
七種山
七種山への山登りは予定外であったが、初めての登山道で登れたことに価値を感じた。笠岩へも無視せずに行ってみて結果良かったと思う。
〔041〕七種山 (684m)
2日前にまとまった雨が降ったので豪快に流れる七種の滝が見られるのではと急遽出掛けてみた。
2年前の'15年7月に初めて滝水が流れる七種の滝を見て感動したが、今日はそれ以上に水量のある滝を期待していたが、そうは問屋が卸さずに前回より少ない水量であった。
今日は滝見だけの予定であったが12年振りに七種山に登ってみる。メインはあくまでも滝見である。
なぐさやま
七種の滝(落差72m)
かくれ滝
八龍滝
虹ヶ滝
雌 滝
Road Map :県道23号線を福崎から県道406号線に入り、道標に従って七種の滝を目指す。
Route Map:林道終点の狭い駐車場まで進み、滝見台への遊歩道から周回する。
周回時間:2時間50分(滝巡りゆっくり時間)
登り:1時間22分(七種山まで)
下り:1時間03分(七種山から)
当初は七種の滝を軽く往復だけする予定であったが、駐車場の横に滝見台への遊歩道があり”かくれ滝”にも行けるようなので予定を変更して遊歩道から登り始める。
狭い林道に入るまでに登山者用の駐車場が3ヶ所程あったが、林道終点の駐車場まで行く。ここの駐車場が七種の滝に一番近いが、車5〜6台のスペースしかないので、土日には直ぐに満車になると思われる。
9時03分に歩き始める。
殆どがトラバース的に緩やかに登る道であり、今の所、急な登りは出て来ていない。その意味では遊歩道と呼べるのか。
遊歩道と称する登山道は中々歩き易い道で雰囲気も感じ良い。
光学ズームの範囲で撮ってみるが、残念ながらこの程度にしか撮れない。
8分程で”平成の滝見台”に着く。平成と謳っているのは別に昭和の滝見台があるのか。遠望ではあるが七種の滝はしっかり見えていた。
滝に少し近付いた古い滝見台から光学ズームで撮ってみるが出来栄えは余り変わらなかった。
平成の滝見台から更に滝に近付いた地点に昔からある”滝見台”があった。
初めて来た所だと思っていたが、12年前にこの滝見台に来ており、すっかり忘れていた。
”かくれ滝”は登山道から30m程離れた所に流れ落ちていたが、滝壺まで行く必要のない規模の滝だったので、登山道から写真を撮って済ましてしまう。
滝見台から少し進むと”かくれ滝”が出て来た。
ここも12年前に見ているはずであるが、その頃には滝に興味は薄く、通り過ぎていたと思われる。
沢を覗くと渓流瀑の様な沢が見えていたが、ビューポイントが無かった。
七種山と薬師峰が同方向であるとの道標が出て来た。
この登山道の右側には小さな沢が流れていた。
そろそろ交換時期か。滑り易いので気を付けて渡る。
古びた橋で左岸に渡る。
直ぐに沢に戻り、木橋で右岸に渡る。
沢道から登りに転じたので沢からお別れかと思ったが、軽く高巻きしただけであった。
一際目立つ太いマーキングテープが巻かれていた。左側の谷筋には多くのマーキングテープが見られ、薬師峰への冬コースかと思われる。
太いテープは七種山への方向を示しているものと思われる。
まだ、沢沿いの道であるが、沢水は既に枯れている。
沢の右岸に伸びる気持ち良い道が続く。
この辺りまでは標高を殆ど稼いでいない。
54分にて薬師峰への分岐に着く。ここから七種山に向けて急斜面を登
って行く。ここも12年前に通っているのだが記憶は全く残っていない。
太い赤いテープからは勾配が徐々に増して来る。
ひと登りするとフラットな登山道となる。
このフラットで歩き易い登山道が長く続く。
歩きながら休憩するのに最適な個所だった。
分岐までのフラットな歩き易い道から登りは急となり、岩峰尾根も出て来る。広い範囲の展望が得られたが、感動出来る景観は皆無であった。
1時間10分にて七種槍への分岐に着く。七種槍へは3.6km、健脚向きと。と書かれていた。
展望岩から南方向には福崎町の街並みが見て取れた。
展望岩から東方向の山々。有名山は無い様に思える。判らない。
北方向(?)の山々。
南西方向には薬師峰の遠くに明神山が見て取れた。
久し振りなので”つなぎ岩”に行ってみる。
前に見える岩峰を下ればつなぎ岩となる。
1時間22分にて”七種山”(684m)に着く。12年振りの七種山だ。
”つなぎ岩”の先端から岩峰下を覗き込んで見る。苔生した滝口から滝壺を覗き込むのに比べれば数段、安全だ。
”つなぎ岩”の割れ目は深く巾広いので写真に巧く収まらない。
長靴がばれてしまった。
ロープが設置してある岩峰を山頂へ戻る。
”つなぎ岩”は展望岩にもなっており、土日にはここでお弁当を広げるハイカーをよく見掛けた。
急な登山道を10分程下り続けると”笠岩”の表示に着いた。
岩を見ても笠を連想させるものは何もない。
山頂に戻ると聞き慣れない”笠岩”への道標があった。無視して下山をしようと思ったが、気になるので行ってみることにした。しかし、距離等の情報が無いのでどこまで下る必要があるのか何も判らない。
”笠岩”の下を覗いて見ると確かに浮いている様に見える。
”兵庫県名勝”と表示されていたが、果たしてそれ程の物なのか?
”笠岩”の下側に廻るとその実体が判った。しかし、”笠岩”の名前は相応しくないと思った。この岩に名前を付けるなら”浮石”の方が相応しいのでは・・・
兵庫県の名勝を謳うのであれば、ツタ、枯草の掃除位は必要だろう。
”笠岩”の下にも大きな岩があったが、こちらには何の名前も付けられていなかった。
ここまでの道は更に下側に伸びていたのでどこに出るのだろうかと気になったが、どうも登山道としは続いており、小滝林道の終点に出れる様だ。
結構きつい登り返しで山頂に戻り、直ぐに七種神社側へ下山を始める。
”笠岩”まで下って来た道を山頂へ登り返す。
途中に展望台の表示があったので寄ってみる。
山頂からはしばらくきつい下りが続く。
展望岩からは薬師峰、七種薬師が望めたが、霞んでおり、すばらしい眺望にはほど遠かった。
登りのハイカーと出会う。姫路からの地元の爺さんハイカーで、このコースからしか登ったことが無いらしい。
色々な登山道の情報を偉そうに伝授した。
下り勾配は緩やかになり、歩き易い道になって来る。
下山29分にて滝見台への分岐であり、七種の滝の滝口がある所に着いた。
七種の滝の滝口から滝壺側を覗いて見る。こんな写真撮影には自撮り棒が欲しいところだ。
滝の落差72m相当分の岩峰下りが続いた。
滝口側から滝壺側へ下る道はロープの張られた岩峰となる。
急な岩峰を下り終えて”七種神社”に着く。
”七種神社”の境内が滝見台となっており、七種の滝を正面に見ることが出来る。
境内から見た落差72mの段瀑である”七種の滝”(雄滝)は3段の滝に見える。
2日前のまとまった雨の後の来訪であるが、水量は充分ではなかった。
滝壺側に下りて”七種の滝”を見上げる。普段から水量の少ない滝なので、少々の降雨では水量は増えないのか。次は梅雨の後に訪れてみたい。
”七種の滝”の水量が少ないので、その下流にある”八龍滝”も当然水量が少ない。水量の多い時の滝はこちらを参照されたし。
滝巡りは下流側から順番に滝見したいものである。
上流側から滝見して行くのは雰囲気悪しである。
”八龍滝”から”虹ヶ滝”へ流れ込む滑滝。
”虹ヶ滝”を横から見る。滝壺は見当たらない。
”虹ヶ滝”を正面から見る。滝水の少ないのは同じくであるが、この位あるだけで充分だ。
駐車場から直ぐ上の”太鼓橋”
太鼓橋から見た下、無名滝と上、虹ヶ滝。
小さな滝群であるが絵にはなっている。
下山1時間03分にて駐車場に戻る。手前の階段道が滝見台への遊歩道の登山口である。
車で”夫婦滝”の表示のある地点に行ってみるが、滝らしい滝は見当たらなかった。
薮に入ってみると、古い踏み跡の様な感じであったが、道には程遠い。沢には出ることは出来た。
更に車で少し走り ”雌滝”の表示地点に行ってみる。
滝へ下りる道は無かったが、藪扱きで沢に下りてみることにした。
小さな滝にしては滝壺は大きく、沢水は綺麗だった。
尖った岩がゴロゴロしている滝壺に着く。
雄滝に対する”雌滝”ならかなり貧相だった。